『資本論』第一部学習会 第3篇・第5章「労働過程と価値増殖過程」を学習する


6月25日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を二ヶ月ぶりに開き、第三編の第5章「労働過程と価値増殖過程」を学習しました。

 討論では「労働者が6時間労働では『わが資本家は愕然とする…前貸しされた価値は増殖せずなんらの剰余価値も生まなかった』との台詞があり、その後働時間を6時間から12時間にする事で『それは3シリングの剰余価値を生んだ、手品はついに成功した。貨幣は資本に転化した』との台詞がある。ここの所が大事ではないかと思う」「マルクスが労働過程を取り上げ、それを作る人間の労働は現在と未来の人間社会を支える重要な役割がある。人間の労働賛歌のような内容となっている」「現場で労働の仕方の改善、技術改善を提案する事は、働きやすくなるし喜びだか、それが賃金に反映されない事には怒りがある」「友人が建設省で働いていて『ここの道路は俺たちが作った所だと嬉しそうに話しをしていた。仕事が面白いと時間を気にせずに働いてしまうと言っていた』」「資本主義社会では労働が搾取の対象となり長時間過密労働や非正規労働など多くの問題があるが、しかし労働する事は社会を支える重要な役割がある。そこに喜びを感じるのではないか」などと話合いました。

◆次回は、7月9日(木)午後6時30分から8時30分。会場「アイセル21」第42集会室。内容は、第6章「不変資本と可変資本」。持ち物は、『資本論』新版、又は新書版の第2分冊。

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