安倍首相らの「慰安婦」制度は許されるとする見識を問う!
- 2015年02月13日
- 「学習の友」学習会
今回は参加者が3名でしたが、しっかり学習しました。12月号の特集「歴史認識問題とマスメディア」の中から、日本近現代史・女性史研究者の早川紀代氏の「日本軍『慰安婦』制度について、考えること」を中心に学習しました。満州事変以降占領地と日本国内に、日本軍が「慰安所」を設置し、占領地と日本の女性に日本軍の兵士たちの性の相手を女性たちの意思に反して強いてきたと指摘、この事実を国民の多くが知ったのは、90年代のはじめでした。93年に日本軍の関与を政府が認めた「河野談話」がだされました。10件の政府の公式謝罪、賠償、尊厳の回復を求める訴訟が起こり、さらに国連の諸機関等により、女性たちの状態は性奴隷であったと位置づけられました。しかし、安倍首相はじめ今の政府関係者、議員と国民の一部の人々は、強制はなかったと言い続けています。そこで、筆者は戦前の日本の売春制度と軍隊のありかたについて考察します。江戸時代には幕府・藩が認めた遊郭などの公娼制度があり、売春は公認されていました。これが基本的には戦前まで引継がれ、軍隊所在地に遊郭地も設けられるなど、娼妓も急増しました。また、軍隊での教育は兵士のいのちや人格は紙くずと同じでした。戦地では占領地の人々への民族的差別と女性への蔑視が重なり強姦等が多発。「慰安所」の設置は早くから構想され、多くの女性たちを兵の性欲の奴隷にしたのでした。