第4回『資本論』学習会 第1章、第1節「商品の二つの要因」を学習


12月20日4回目の学習会を開き、7名が参加し、いよいよ『資本論』本文に入りました。
本文の読み合わせを行い、多田さんがポイントを説明し討論に入りました。
討論では、『資本論』はなぜ商品の分析から始まるのか。マルクスの労働価値説に至る経済学の発展、重金主義、重商主義、重農主義、古典経済学の労働価値説への歩み。マルクスは最初では商品と言っているのに何故次は「鉄、紙などのような有用物」と言っているのか。「一八二三年の時点で、ブラジルのダイアモンド鉱山の過去八〇年間の総算出利用は、ブラジルの砂糖農園またはコーヒー農園の一年半分の平均生産物価格にも達していなかった」。とはどの様な事か。「資本主義的生産様式が支配している」とはどの様な意味があるのか。「中世の農民は、封建領主のために年貢の穀物を生産し、僧侶のために十分一税の穀物を生産した」。とはどの様な事か、などいろいろな疑問や質問が出て時間いっぱい話し合いをおこないました。
次回学習会⇒2017年1月12日(木)午後6時30分~8時30分、「アイセル21」第12集会室、第1章、第2節「商品に表される労働の二重性」を学びます。

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