『資本論』学習会、第8章「労働日」第4節「昼間労働と夜間労働。交替制」を学習


12月21日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開き、7名が参加しました。第8章の第4節を読み合わせ、準備したレジュメに基づき多田さんがポイント説明を行い討論に入りました。
討論では、「江戸時代には、夜間働く事は無かったが、明治になり機械が導入されるようになると、日本でも交替制が入った。資本主義は人間の自然の生理を無視し人間性を破壊する」「電気が発明されるなど新しい技術が資本主義では夜働くために利用され、資本の儲けに利用されている」「電電公社の時代には、電報の職場では、8時~4時、7時~9時、5時~8時の3交替制が行われていた」「60~70年代の日立の職場では、夜間労働には昼間の労働よりも倍の賃金が支払われていたが、今はほとんど賃金に差がない」「機械が導入され資本主義が発展すると、労働の主体が人間から機械に移り、交替制など機械に人間が使われるようになり、労働の疎外がより激しくなる」「交替制などにより労働時間が長くなると自由な時間がますます少なくなる。自由の時間こそが、人間本来の時間であり、人間の成長の時間であり、また労働運動など社会的な運動がここで行われる。新しい社会を作るためにも自由時間の獲得が大事では」など話し合いました。
次回は、2018年1月11日(木)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第5節「標準労働日のための闘争14世紀の半ばから17世紀末までの労働日延長のめの強制法」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第2分冊です。

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