全員参加で要求づくりをどう実現する!?18春闘の出発点はここからです


静岡支部『学習の友』学習会

2月号は春闘特集です。最初の読合わせの記事は「眠っている要求をよびさませ! 全員参加の、心を寄せ合う春闘へ」(原冨悟労教協常任理事)です。「要求があるから春闘をたたかう」という原点をあらためて確認し、「統一要求」に仕上げるまでを考えようといいます。組合の力は数です。人が集まれば元気になりますが、「集まり」をつくるのが役員の悩みです。そこで2つの工夫を提起します。一つは、一般的な宣伝だけでなく、仲間をじかに誘うなど「集める」工夫。もう一つは、誰もが気楽に発言できるなど、「集まって良かった」と思ってもらえるようにする工夫です。次に要求づくりには「議論のやりとり、対話の経過が必要」と指摘します。「生活の実情や職場での状況、そこから生まれる不満や個々の多様な要求をつかむこと」、「職場改善を提起」と議論、賃金の社会的な水準や同業他社の状況を調べ」る。「あらためて憲法が保障する」権利についてみんなで考えてみること」等、いろいろな角度からの議論をして「要求」を鍛えることが大切といいます。こうして「仲間の気持ちを確かめ合い、要求を形にしていき、すべての仲間のたたかうエネルギーをくみつくしていく」といいます。要求づくりは全員参加が必要、これが運動参加の前提となります。眠っている要求をよびさまし、団結・連帯をつくることが組合の役割・春闘の出発点と結んでいます。

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