『資本論』第一部学習会、第9章「剰余価値の率と総量」を学習する


2月22日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開きました。この日は、三島から「見学」させてほしいと一名が参加しました。第9章を読み合わせ、準備したレジュメでポイント説明を行い討論に入りました。
討論では、「本文の中に『複比』という言葉があるが、この意味は」「マルクスが、フランス語版『資本論』の中で、この言葉を使わずに『あるいは、一個の労働力の価値にそれの搾取度を掛け、さらに一緒に使用される労働諸力の数を掛けたものに等しい』と説明をしている」「この法則は、外観を基礎とするすべての経験と明らかに矛盾すると言っいるが、これは何を指しているのか」「この文書の前までに3つの法則を言っているが、この法則が当時のイギリス社会の現実とは矛盾すると言っているのでは、それは、この3つの法則は、絶対剰余価値の生産の分析から出てきた法則で、この矛盾はこれから説明する相対的剰余価値の生産の分析を通じて解明されるのではないか」「『資本論』の中でいろいろな所で化学の事例が出されているが」「例えば、量的変化が一定になれば質的な変化に転化する法則の実例として、注で化学の例が上げられている」などを話しました。
次回は、3月8日(木)午後6時30分より、会場は「アイセル21」第12集会室、内容は、第4篇「相対的剰余価値の生産」第10章「相対的剰余価値の概念」です。持ち物、新日本新書版『資本論』第3分冊です。注意⇒次回から第3分冊に入ります。お間違えがないようにご注意ください。

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