『資本論』学習会、第3章「貨幣または商品流通」第1節「価値尺度」を学ぶ


IMG_0287-024月27日(木)第11回『資本論』学習会を開き、第3章「貨幣または商品流通」の第1節「価値尺度」です。始めに本文を読み合わせを行いポイント説明の後討論に入りました。
討論は次のような疑問が出されました。「貨幣は価値尺度として、または価格の度量基準として、二つのまったく異なる機能を果たす。」とある。また「価格形態」ともあるがこの価値形態と価格形態の違いは何か。「貨幣はやがて資本となるが資本も価値形態を持つのか」、「安部政権は金融緩和でインフレを起こそうとしているが、その誤りは今回の学習範囲で説明が出来るのか」これに対して次のような意見が出されました。「価値形態と商品の交換価値が現れ出たもので、価格形態はその価値が貨幣名であらわされたものではないか。」「資本の価値形態とは言わないが、資本は貨幣形態、生産形態、商品形態と姿を変えながら価値を増やしていく物でそれ自体は当然価値を持っているのでは。」「今日の学習範囲では金融緩和による貨幣量増によるインフレは説明できないが、関連する事は商品流通に必要な貨幣の量と言う事でこれから学習することになる。」このような討論が行われました。
◇次回は、5月11日(木)午後6時30分より、「アイセル21」第12集会室、内容は、第3章、第2節「流通手段」a「商品の変態」です。ぜひご参加下さい。