安倍雇用破壊を跳ね返し、ディーセントワークを実現しよう!現場から「働き方改革」を問う


(静岡支部『学習の友』学習会)

今回は4名の参加でしたが、新しい方(泰井さん)が参加してくれました。初めに、伊藤圭一さん(全労連 雇用労働法制局長)の「労働法制をめぐる臨時国会の課題」を読み合わせしました。立憲主義を破壊する安倍内閣が支持率を低下させている中、 自らの手で改憲を成し遂げたいとの野望を抱く安倍首相は、世論の支持を取り戻すため、「働き方改革実行計画」に掲げた、長時間労働の是正や賃金の引上げ、同一労働同一賃金の実現などの政策の意義をより前面に出して強調しています。しかし、臨時国会に出される「働き方改革」関連法案は、 (1)「月100時間の過労死残業合法化」と「高度プロフェッショナル制度の創設・裁量労働制の拡大」を行う労働基準法の改悪法案をセットで出し、(2)格差を固定化する「同一労働同一賃金」法整備を企んでいます。安倍政権は、労働者保護法制の岩盤を破壊し、労働者の働く権利を弱め総額人件費を抑制することで、「世界で一番企業が活躍しやすい国」を作ろうとしているのです。この悪法を阻止するために、職場・地域での大宣伝が必要です。

次に、北海道労連議長の黒澤幸一さんの「労働組合に入って、みんなで無期雇用になろう!」を読み合わせしました。2018年4月にスタートする労働契約法18条「無期雇用」転換制度を利用した「雇止め」を許さず、非正規・組織化をと訴えています。札幌地区労連ローカルユニオン結は6人の分会を実現しました。