19春闘消費税引き上げノー・大幅賃上げで暮らしを守り日本経済活性化を‼


静岡支部『学習の友』学習会

 今回は「19春闘データ学習」(藤田宏労働総研常任理事)を最初に読合せし  ました。2002年~17年の15年間で、大企業(資本金10億円以上)の経常利益は2.52倍に、株主への配当金は4.22倍に増え、大企業の内部留保も347兆円(02年167兆円)に増加した一方、中小企業を含む労働者の賃金は02年の0.98倍と減少しています。金融資産1億円以上の富裕層は、03年の168万世帯から17年の299万世帯へと1.8倍近く増え、一方年収200万円以下のワーキングプアが06年に1千万人を超えそれ以降超え続けています。19年春闘は、「貧困と格差」を打開するため、賃金の底上げと大幅賃上げをかちとることがとが重要と指摘します。先進資本主義国のなかで賃金が減少しているのは日本だけ。賃上げは、日本経済の活性化のためにも重要と指摘する。全労連・国民春闘が今春闘で2.5万円賃上げ要求を掲げています。消費税8%へ増税、物価上昇を考慮すると2.3万円で生活改善分2千円を見込むと、2.5万円です。この要求は控えめです。この10年間で名目賃金は16万円、実質賃金は45.9万円も減少しているからです。10月から引上げ予定の消費税10%ノーの声を広げることも重要です。賃上げの必要額は59.9兆円。内部留保は667.3兆円。8.9%取り崩せば実現可能です。