第64回『資本論』学習会 第24章「本源的蓄積」第2節「農村住民からの土地の収奪」を学習


9月26日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開き、第24章の第2節を読み合わせ、ポイント説明、意見交換を行ないました。

 討論では、「最後の『教会領の略奪、国有地の詐欺的譲渡、共同地の盗奪、横奪による』に始まる部分が結論的な事だと思うが、何処に書かれているのか」「教会領は1234ページに、国有地については1239ページに、共同地については1241ページに説明されている」「本文に『鳥のように自由なプロレタリアート』という言葉がある。この意味は何か」「同じく本文の中に『人間社会の拘束から放たれた、そのため法律の保護も奪われた』プロレタリアートという説明がある」「この節で1234ページの前までは何を言っているのか」「1321ページに『彼らは、このような人口を減らす共同地横奪と、それに続く人口を減らす牧場経営とに対抗する施策をとった』と書かれているので、15世紀は、国王と議会は本源的蓄積に反対する立場をとっていた事を書いているのでは」「最後の一文の中に『これらはいずれも本源的蓄積の牧歌的方法であった』と言っているがこの意味は何か」「資本家階級は本源的蓄積は牧歌的と言っている事に対して、皮肉を言っている」など話合いました。

◆次回は、10月10日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第24章「いわゆる本源的蓄積」第3節と第4節。持ち物は、『資本論』(新日本新書版・第4分冊)。