第67回『資本論』学習会開く第24章「いわゆる本源的蓄積」第7節、第25章「近代的植民理論」を学習する


11月14日(木)第67回『資本論』学習会を開き、第24章第7節と第25章を読み合わせ、ポイント説明、討論を行ないました。

 討論では「1323ページで言われている事は何か」「ウェイクフイールド氏が提言した植民理論は失敗したが、その間にイギリス資本主義が発展し、イギリスから大量の労働者がアメリカに渡り労働市場が出来た事。同時にアメリカの南北戦争後急激なアメリカで資本の集中により『資本主義的生産は巨人の歩みで前進している』事を言っている」「1306ページで『諸個人の自己労働にもとづく分散的な私的所有の資本主義的な私的な私的所有への転化は、もちろん、事実上すでに社会的生産経営にもとづいている資本主義的所有への転化よりも、比較にならないほど長くかかる、苦しい、困難な過程である』とはどの様な事か」「少数者による人民大衆の収奪は『長くかかる、苦しい困難な過程』だが人民大衆による少数の横奪者の収奪は、前の収奪と比較すると短くなると言っている」「第7節は、『資本論』全体のまとめの部分と言われている。本文で『生産手段の集中と労働の社会化とは、それらの資本主義的な外被とは調和しえなくなる一点に到達する。この外被は粉砕される。資本主義的私的所有の弔鐘が鳴る。収奪者が収奪される』は有名な言葉だ」など意見が出ました。

◆次回は、11月28日(木)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第41集会室。内容は、学習会修了式を行います。