「日本と世界の近現代史」第17回学習会・昼の部開く第3章「20世紀末~21世紀初頭の資本主義」の世界5節、6節「小括」と「日本」の章を学ぶ


静岡市社会科学学習会は、8月14日午後、第17回学習会「アイセル21」で開き、「第3章20世紀末~21世紀初頭の資本主義」世界の5節と6節、日本の章を学習しました。

 討論では「101ページに『21世紀の日本を長期的に展望するならば、いまから危惧されるのは、先に述べたように、東京五輪後の2020年代の日本資本主義の危機です』と述べているが、今さらに新型コロナ対応を巡って矛盾がさらに大きくなっている」「静岡新聞の投書欄に、コロナ対応で、検査の徹底、一時的な経済活動の規制などを本格的に行えば、今深刻になっている地球温暖化対策、CO2排出抑制にも繋がるのではないかという意見があった」「今『Go To キャンペーン』で大手の旅行会社は利益を上げているが中・小の旅行会社では逆に減っている」「レーニンは『帝国主義論』の中で『その除去を人為的に引きのばされても、不可避的に腐敗せざるをえないこと、(最悪の場合に日和見主義の腫れ物の治癒が長びくと)その外皮も比較的長いあいだ腐敗したままの状態にとどまりかねないが、しかしそれでもやはり不可避的に除去される』と書いている。今の安倍内閣の事を言っている。すでに現実への対応能力が無いが、人的に存続が伸ばされている。これは国民にとって大きな悲劇だと思う」「新型コロナへの対応にしても、今の安倍内閣は無力で厚労省も動こうとしていない」「今こそ政治の転換が必要の時ではないか、多くの国民が安倍内閣の対応に批判的な意見を持っている」「経済の面からも安倍内閣のアメリカへの属国ぶりは際立っている。オール沖縄のような保守層も含めた共同が求められている」などの意見が出ました。

◆9月から「日本近現代史を読む」の学習会が始まります。
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