「日本近現代史を読む」第1回学習会 自己紹介、「増補改訂版刊行にあたって」を読み合わせ、意見交換を行う


 静岡市社会科学学習会は、9月8日(火)「アイセル21」で「日本近現代史を読む」第1回学習会を開き10名が参加し、学習会の進め方、自己紹介、「増補改訂版刊行にあたって」を読み合わせしました。

 自己紹介では「最近の日本と韓国の関係に憂い日本の近現代史に興味を持つようになりいろいろな本を読んでいる。学習会のチラシを見て集団で勉強する事も重要と思い参加した。」、「いろいろな活動に取り組んできた。しかし学習をする事も重要と最近思っていた。その時にチラシを見て参加した」「不破さんの『資本論』全3部を読む」の学習会から参加した。近現代史の学習会も2回参加している。あらためて学びたいと思い参加した」などの自己紹介と合わせて学習会に参加する思いも語られました。

 休憩の後「増補改正版刊行にあたって」を読み合わせ意見交換の中では、「文章に『時期区分をはっきりさせ、それぞれの時期の特徴を明確にする』と書かれているが、時期区分とは何か」「時期区分と時代区分という言葉がある。時代区分とは、日本史で言えば明治時代、大正時代、昭和時代などの事を言い、時期区分は例えば江戸時代を文化史的時期区分として元禄期を中心とする前期と文化文政期を中心とする後期に別れる。時期区分は論者によって違う事がある」「文書に『憲法9条は、一面では日本が侵略した諸国、諸民族に対する贖罪のあかし、不戦の誓いなのであり、この条項にこめられた重い歴史性の認識なしにはその価値は軽くなり』と言う指摘がある。改めて憲法9条を守り、日本外交は9条の立場に立つものに変える必要がある」などの意見が出されました。

◆次回は、日時は、10月13日(火)午後1時30分~3時30分。会場は、「アイセル21」第41集会室。内容は、「序章 近代までの流れ」の読み合わせ学習。持ち物は、「増補改訂版 日本近現代史を読む」です。