官邸独裁政権=菅内閣 国民的共同で政権交代を‼


静岡市内で「学習の友」学習会を行いました。

1月13日に、2021年最初の「友」読合せ学習会を開催しました。特集「激動の時代と新政権への道」(山田敬男労教協会長・現代史家)をまず読みました。今年を「政権交代をめざす激動の年」とし、この間のたたかいの経過と成果を確認し、理由を言わず政府批判をする者は許さない、官僚支配とメディア対策を強め、官邸独裁政治を積極的に行う菅政権の特徴と政治手法の危険な体質を明らかにします。この菅政権を退陣させ「市民と野党の共闘」を前進させ、政権交代を実現させようと訴えます。討論では「国民の不安と危機感が増大し」それを背景に、闘争の「画期的な発展があった」としているが、社会の変貌が何で画期的前進に結びついたのかわからないとの疑問がだされました。「戦争法反対闘争などの中では、知識層などの変化はあったと思うが、貧困層も変化があったか?」「困っている状況を見て、学生知識層などから新しく動いた人が出ていたのが実態ではないか。」「運動の圧倒的参加はシルバー世代だが、シールズなどの青年の役割は接着剤だ。」「いま貧困対策を可視化しているのは民青のフードバンクだ。」「本当は労組などがやるべきだが、コロナの関係がある。」「世論調査でも現在政治的変化を求める声は高まっていない。統一した野党政権を前面に押し出す必要がある。」などの意見がありました。

第21回『資本論』学習会 第7篇「資本の蓄積過程」第14章「単純再生産」の報告を受け討議する


静岡市社会科学学習会は、1月14日(木)「アイセル21」で第21回『資本論』学習会を開き第14章「単純再生産」を学習しました。

 討論では「ポッターの書簡の中に『人間機械』という言葉が幾つも出てくるが、これはどの様な意味なのか」「1002ページでは『ポッターは、二種類の『機械』を区別している』と書かれている。普通の機械と労働者の事をさしていると思う」「997ページに『社会的観点から見れば、労働者階級は直接的な労働過程の外部でも、死んだ労働用具と同じように資本の付属部である』というマルクスの言葉がある。この事を『人間機械』という言葉は表しているのではないか」「第7編の課題、目的をまず掴むことが必要ではないか。第2編から第6篇までは、いかにして剰余価値が作られ増大していくかが解明されてきた。この第7編は、この剰余価値がいかにして資本に転化され、また資本主義的生産関係が作り出され、再生産されていくかが解明されている。そして第7編で資本論の目的である『近代社会の経済的運動法則』の解明が仕上げられている」「984ページの『生産の諸条件は同時に再生産の諸条件である』とか『他の事情が変わらなければ、社会は、たとえば一年間の消費された生産手段、すなわち労働手段、原材料、補助材料を、同じ分量の新品によって現物で補填されることによってのみ』と書かれているが、どの様な事か」「再生産1年目に続いて2年目も生産を繰り返す。単純な規模でという事だが、そのためには生産手段が1年目の生産を開始した時と同じように準備されなければならないという事を言い、補填とはその生産手段が1年目の生産物の中に準備されているという事ではないか」などの意見が出ました。

◆次回は、1月28日(木)午後6時30分より8時30分。会場は、「アイセル21」第42集会室。内容は、第22章「剰余価値の資本への転化」。持ち物は、新版又は新書版『資本論』第4分冊。