「日本近現代史を読む」第18回学習 第14章「第二次世界大戦と日本の武力南進」読み合わせ意見交換する。


静岡市社会科学学習は、1月11日(火)「アイセル21」で「日本近現代史を読む」第18回学習会を開き、第14章「第二次世界大戦と日本の武力南進」の読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では「テキストの中に独ソ不可侵条約の事が書かれているが、条約が結ばれた背景として、資料で従来は、ソ連がドイツから攻め込まれないための防衛的性格であった。との解釈があるが、不破さんの研究でスターリンの積極的な意欲、すなわちスターリンの一貫した領土拡張と覇権主義の意図があった事が紹介され、ヒトラーはソ連国家が社会主義とは無縁な覇権主義国家ら変質していたことを見抜いていた事紹介されている」「テキスト『日ソ中立条約によってソ連を三国同盟に組み入れて4国ブロックを形成する子とを狙い』とあるが、資料では世界を4カ国で分割する案として『日本は南洋、ソ連にはイラン・インド方面、ドイツには中央アフリカ、イタリアには北部アフリカ』を支配する事が検討されていた事が紹介されている」「アメリカとの戦争は、蒋介石政権をアメリがなどが支援していたため、中国との戦争に勝利するためという面があったと思う。そのため御前会議で開戦の日も決めていた。満州事変は、関東軍が始めた戦争であり、日中戦争は偶発的戦闘から始まっている」「アメリカは真珠湾への奇襲を知っていた。との意見があるが」「日本大使館への電報内容をアメリスは傍受して知っていた。その内容は『交渉打ち切り』で、これは宣戦布告とは違う。日本が戦争を始める危険性は掴んでいたが、真珠湾への攻撃は知らなかった」など意見が出されました。

◆次回は、日時は、2月8日(火)午後1時30分~3時30分。会場は、「アイセル21」第42集会室。内容は、第15章「開戦後の国内支配体制の強化」。持ち物は、「増補改訂版 日本近現代史を読む」です。