『資本論』学習会 「商品に表される労働の二重性」を学ぶ


2017年になって初めての『資本論』学習会が1月12日に開かれ、新しい人を含めて10名の参加で開き、第2節の「商品に表される労働の二重性」を学びました。
この日は、清水から新しい参加があり、簡単な自己紹介を行い、第2節の読み合わせとポイントの説明の後に討論に入りました。
自分は物づくりの労働の経験がないので、具体的有用労働とはどの様なものか。抽象的な労働と言われてもピンとこない。抽象的な人間労働と具体的な労働とはメダルの表と裏のような関係ではないか。『資本論』本文で「将軍なり銀行家は大きな役割を演じ、これにたいして人間自体はごくみすぼらしい役割を演じているが」と言っているがどの様な事か。人間は労働する事によって単に商品を作るだけではなく、労働によって人間自身も成長していく事を掴むことが大切ではないか。新しい「二着の上着があれば、二人に着せることができるが、一着の上着では一人にしか着せられない」とあるがどの様な意味か。「第二節は第一節と合わせて理解する事が大切ではないか」などいろいろな意見や疑問が出され時間いっぱい話し合いました。
◇次回は、1月26日(木)午後6時30分より8時30分、会場は「アイセル21」12集会室です。内容は、第3節 価値形態または交換価値 A 簡単な、個別的な、または偶然的な価値形態、1価値形態の両極、2相対的価値形態です。
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