『資本論』学習会 第3節「機械経営が労働者に及ぼす直接的影響」cを学ぶ


6月28日(木)「アイセル21」にて第37回『資本論』学習会を8名の参加で開きました。第13章の3節cを読み合わせとポイント説明を行い討論に入りました。
討論では、「『一八四四年一月六日から四月20日までは、12時間労働日で、労働者一人あたり週平均賃銀は10シリング一1/2ペンスであり、一八四四年四月20日から六月29日までは、11時間労働日で、週平均賃銀は10シリング三1/2ペンスであった』とは」「労働時間が一時間短縮されたが、賃金は二シリング増えた。それは出来高賃金によって労働が強化された事を言っているのではないか」「『労働者が現実的にも労働力をより多く流動させるようにする―そうするために、資本は、支払いの方法によって配慮する』とはなにか」「出来高賃金によって労働が強化された事を言っているのではないか」「今の日本の労働現場は、労働者の管理が軍隊式になっている事。派遣労働者が多くなり、三ヶ月で交替している。そのために作業内容を覚えた頃には居なくなってしまう。そのために作業内容の経験の蓄積がなく、不良製品の割合が多くなっている。また、ラインそのものを派遣会社に請負させ派遣法の規制を逃れている」などを話合いました。
◇次回は、7月12日(木)午後6時30分より8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第13章の第4節「工場」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第3分冊です。