第4回「日本と世界の近現代史」学習会開く-「経済」11月号をテキストに


第4回学習会・昼の部を10日に開き「『15年戦争』と日本資本主義」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では「2・26事件を起こした陸軍皇道派の目的は」「事件は、一部の青年将校が起こしたものだが、事実上軍上層部の黙認があったと言われている。しかし、天皇は、自分が信用していた政治家が殺されたため、反乱軍として鎮圧された。しかし、この事件以後、政治への軍の発言権が強くなって行った」「論文では、天皇は、積極的に戦争を推進した分けではないと見えるが」「太平洋戦争の開戦と外交交渉での問題解決との間を揺れていたと言えるが、最終的には開戦を認めている。満州事変も事後であるが天皇は認めている」「『官金私消の腐敗性』のところで、「燃料自動車50台代価65万円を発注し、前払い金43万3000円を交付し、わずか1台の納入があつたただけであり、その後も同じような事が続いている。軍部は資本家の腐敗を攻撃していたが、軍事産業の結びつきの酷さが良く現れていると思う」「軍事企業として、三菱重工、日立製作所、石川島造船、川崎重工などが出てくる、これらの企業は戦後も日本資本主義を代表する企業して復活している」「アメリカとの無謀な戦争に勝利の展望も無く推進していると思う。また天皇もそれを認めている。政治家としては失格ではないか」など意見が出ました。

◇次回は、日時6月14日(金)昼の部-午後1時30分~4時、夜の部-午後6時30分~8時30分。会場「アイセル21」第42集会室(昼、夜両方)。内 容 「『15年戦争』と日本資本主義〈下〉」の読み合わせと意見交換 。持ち物、「経済」12月号。