『資本論』第3編、第1章、第1節「労働過程」を学習


8月24日(木)第18回『資本論』学習会を開き7名が参加しました。今日から第3編に入りました。いよいよ剰余価値の生産に入りました。今日は第1節の「労働過程」です。読み合わせとポイント説明の後討論に入りました。
「説明にあった上部構造と下部構造とは」「これは社会の構造を指す言葉で、下部構造は経済関係の事、上部構造は、政治、法律、イデオロギーなどの事を指しているのでは」「本文で『この生産的消費が個人的消費と区別される点は、後者は諸生産物を生きた個人の生活諸手段として消費し、前者はそれらを労働の生活諸手段、すなわち生きた自己を発現する労働力の生活諸手段として消費する』とは」「個人的消費は、生産物を消費して労働者自身を生産するが、生産的消費は、労働力を消費して生産するものは『消費者とは区別される一生産物である。』」などの疑問と意見が出されました。最後に自らの労働を二つの面から、労働過程と価値増殖過程という面から見ることの大切さが話され、「生産物が一面では資本の儲けを生み出す面であるが、一面では人々の生活に必要な物を作り出す面があり労働する事の意義を掴む事が大切」と意見が出されました。
次回は、9月14日(木)の午後6時30分より、内容は、第2節「価値増殖過程」です。会場は、「アイセル21」第12集会室です。持ち物は、新日本新書版『資本論』第2分冊です。