『資本論』学習会開く、第7章、第3節「シーニアの『最後の1時間』」などを学習


11月9日(木)第22回『資本論』学習会を開き7名が参加しました。『資本論』本文の読み合わせとポイント説明の後、討論に入りました。
「シーニアの文で『約2600ポンド・スターリングの流動資本を追加することによって、純利得は二倍になる』と言っているが、この意味は」「1時間半労働時間を延長するのに必要な生産手段の価値の事では」「『剰余生産物の残部にたいする剰余生産物の比率』と言っているがこの残部とは」「生産物をCとvとmで表すと、Cとvの部分を残部と言っているのでは」「労働時間という部分を『労働日』と言っているが何故か」「ヨーロツパでは、労働する日の事を労働日と呼び、労働しない日を安息日と言っていた」「『生産物の比例的諸部分での生産物価値の表現』の第二節は、何故マルクスはどの様な意味合いで書いたのか」「シーニアのような見方が出てくる根拠として、生産物の価値をCとvとmで表す事が出来、それを生産物自体、労働時間で比例的に価値を表現する事も出来るが、それは混乱の元となる事を言いたかったのでは」「労働の二重性の理解がないと、生産手段の価値がどの様に生産物に移転するか分からない」など意見が出されました。
◇次回は、11月23日(木)午後6時30分より、会場は、「アイセル21」第12集会室、内容は、第8章「労働日」第1節「労働日の諸限界」第2節「剰余労働への渇望工場主とボヤール」です。