現代経済学習会、『経済』11月号の「新自由主義国家の強権性と社会統合」を学習


11月21日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」にて開き『経済』11月号掲載論文「新自由主義国家の強権性と社会統合」」を読み合わせ討論しました。
討論では「論文では、新自由主義政策と復古主義という特徴を持つ安部政権と言っているが、公共事業の推進という面もあるので3つの貌とも言えるのではないか」「自立支援型政策として、健康増進法、食育基本法、21世紀ビションをあげているが、ここでは国民の義務が強調され、憲法25条での『健康で文化的な生活を営む権利』が自己責任原則にすり替えられ、福祉分野では、国の責任から市民のボランティア活動に置き換えられている」「『復古主義イデオロギーは、新自由主義政策による社会統合の危機を再編するために支配層が必要といている』と言っているが、権威主義的統治は『自分たちは我慢しているのに、権利を振りかざし社会に要求するばかり』という倒錯した意識を誘発する社会的な土壌と言っているがその通り」「人々の連帯で社会的・経済的困難を正していく活動が必要であり、その力を大きくする事が、若い人を含め現状を社会変革の方向へと切り替える確かな力を強化していく事になるのではないか」などの意見が出され時間まで話し合いました。
◆次回は、12月19日(火)午後6時30分より、場所は「アイセル21」第12集会室、内容は、『経済』12月号の「対談『さらば、真実から目を背ける者たち-日本経済とポスト真実』」の学習、持ち物、『経済』12月号です。