長時間労働野放しの日本社会 日本政府はただちにILO条約第1号批准を!


静岡支部『学習の友』学習会

元静岡県評労働相談所長種本良彦氏の労働時間に関する特集Q&A1~3をやりました。Q1は日本の現行の労働時間制度の原則・基礎用語について。Q2は労働時間制度の例外として労使協定による時間外労働と、変形労働時間制について。Q3では、労基法36条(36協定)、特別条項付き協定による際限のない残業が可能な仕組みについて、それぞれ明らかにしています。討論の中では、参加者が勤務した体験をもとに、各職場での労働時間をめぐる実態・取り組みが紹介されました。また、ILO条約第一号の8時間労働に未だに日本政府が批准していないことが指摘され、長時間労働に歯止めがかからない責任が政府にあることを明らかにしました。次に、友寄英隆前「経済」編集長の「AI(人口知能)で、仕事はどうなる?」をやりました。AIとはなにか、人間の生活・仕事、雇用にどんな影響をもたらすかが、内容となります。AIは人間の知脳の機能を備えたコンピューターです。企業ではすでにさまざまの分野で応用されています。それ自体は人類の科学文明と工学技術の急速な発展の結果であり、悪いことではないと指摘をします。しかし、このまま放置すると大量失業が生まれる可能性があるとも指摘されています。解決は国民運動と、新たな未来社会への発展と結んでいます。