第7回「『資本論』全3部を歴史的に読む」学習会を開きました


「『資本論』全3部を歴史的に読む」の第7回学習会が24日に開かれ6名が参加し『経済』11月号を読み合わせし意見交換を行いました。意見交換では、「利子生み資本の事を『現実の資本運動の没概念的形態』と言っているがこの意味は何か」「利子の源泉は、産業資本や商業資本が労働者を搾取した剰余価値の一部が『利子』という形で銀行資本に移転したものだが、この事が見えなくなっており、お金が利子を生み出すように見え、搾取が覆い隠されている事では」「将来社会での選挙の性格について、『選挙の性格は、この名まえにかかっているのではなく、経済的基礎に、選挙人相互の経済的関連にかかっている』と言っているがこの意味は何か」「資本主義社会での選挙は、階級間の闘争の一つとして行われるが、将来社会では、選挙が階級闘争という性格を無くし、単なる社会の中での役割分担などの実務上の問題となる事ではないか」「利子生み資本と恐慌について『貨幣資本mの投入が再生産過程と恐慌の問題にどのような影響を及ぼすかを大きな主題としたね一つのまとまった考察』と言っているが具体的には」「銀行がその貨幣を再生産過程に投入する事によって、恐慌をより激しくする事では、具体的には、日本のバブル時やサブプライム問題の時などに大企業や銀行そのものの経営危機、倒産、廃業などが現実に発生したが、その事を見ても矛盾の激しさが分かるのではないか」などと討論しました。
◆次回は、12月22日(金)午後2時より、会場は、「アイセル21」第42集会室、内容は、第8回目の「『資本論』全3部を読む」の読み合わせと討論、持ち物は、『経済』12月号です。