山田氏のキューバ旅行報告 社会・政治のあり方を決めるのは人民


静岡市『学習の友』学習会

今回は2月号の3つの記事を読み合わせしました。その中で山田敬男労教協会長の「キューバ旅行から考える」を紹介します。キューバがソ連崩壊やアメリカの経済封鎖等の困難な中で、社会主義をめざす体制を守り抜くことがなぜできたのか。それは、「キューバの政府と人民」が「必死になって革命の成果を守り抜いてき」たからだと言います。「革命の成果」とは、「象徴的には医療や教育の無料化といえます。」医療をみると、ファミリー・ドクター制を充実させ、すべての家庭を診療対象とするシステムを作り上げ、地域に根ざして市民の命と健康を守る努力が追求されています。教育も大学まで無料です。子どもの教育権を守る努力が必死になって、行われています。地域に「老人の家」と言う社交クラブのシステムが組織され、生きがいを創造するコミュニティー活動が積極的に推進されています。社会的弱者を守ることが平等社会の実現であり、民主主義であるという考え方があたりまえのように社会に根付いています。体制を守るには、政府と人民の団結が決定的な意味を持っています。とくに人民が主権者として成熟することが重要でした。山田氏が党員ではない女性のガイドさんに尋ねた答えとして、キューバの社会や国家のあり方を決めるのは、共産党ではなく人民である。共産党はサポートだ。社会や政治の要職に就く場合、党員であるかどうかでの差別はない、とのことでした。キューバの力強さを感じる報告でした。

『資本論』学習会開く 価値形態論を学ぶ


IMG_02442月9日(火)第7回『資本論』を開きました。
「簡単な、個別的な、または偶然的な価値形態」の内、3等価形態と4簡単な価値形態の全体の所を学びました。
最初に該当部分を読み合わせ、多田さんがレジュメに基づいて説明の後、討論に入りました。
話し合いでは「商品の使用価値と価値との内的対立は、一つの外的対立によって、すなわち二つの商品の関係によってあらわされる」とは?、「相対的価値形態にある商品の価値を等価形態にある商品が表している」とどの様な事か。「上着もまた、その等価形態を、直接的交換可能性というその属性を、重さがあるとか寒さを防ぐというその属性と同じように、生まれながらにもつているように見えるのである。そこから、等価形態の謎的性格が生じる」と言っているが、ここは大事ではないか。「価値および価値の大きさ大きさが交換価値としてそれらの表現様式から生じるのではない。…近代自由貿易行商人たちは、相対的価値形態の量的側面に重きをおく。」とは。「商品の価値は、『交換価値』としてのそれの表示によって、自立的に表現されている。」とあるが交換価値にカッコが付いているのはなぜか。
その他、いろいろな疑問や意見が出ました。時間いっぱい話し合いました。
次回は、2月23日(火)午後6時30分から、会場は「アイセル21」第22集会室。内容は価値形態論の「B全体的な、または展開された価値形態、C一般的価値形態、D貨幣形態」です。

沼津学習会「スターウォーズで学ぶ憲法改正と緊急事態条項」


2017年2月4日(土)沼津市民文化センターにおいて、学習会「スターウォーズで学ぶ憲法改正と緊急事態条項」が、沼津労組連と静岡県労働者学習協会の共催で開催されました。また「沼津憲法9条の会」からも多くの方の参加がありました。あすわか(明日の自由を守る若手弁護士の会」の内山弁護士が講演をしました。詳細は「さきがけ」No.54をご覧ください。

さきがけ201702No54

 

世界に広げたい憲法9条 改憲阻止し憲法を暮らしに生かそう


静岡市『学習の友』学習会

今回は1月号です。始めに国際ジャーナリストの伊藤千尋氏の「世界中が9条の精神で満ちるまで-世界の人びとから学ぶ9条の価値」を読み合わせしました。伊藤氏が確認しているだけで、日本国憲法9条の記念碑が、外国で2箇所、日本国内に13箇所あるのだそうです。スペイン領カナリア諸島のグランカナリア島のテルデ市に「ヒロシマ・ナガサキ広場」があり、その中央正面に9条の条文を焼き付けた碑があるのだそうです。96年当時の市長が提案し、市議会が満場一致で建設に同意したのです。2015年にはトルコのチャナッカレ村で同様に記念碑が作られました。これは、テルデ市の記念碑を見た日本女性がトルコの村で憲法9条について話したところ、村が土地を提供したのです。国内では、6箇所が沖縄にあり、最新の碑は藤枝市にあるそうです。各地の碑は憲法9条の大切さをもっと認識してほしいという人々の願いの表れだと指摘します。中米コスタリカは1949年に2番目に平和憲法をつくり、軍隊を廃止しました。86年就任したアリアス大統領は、内戦をしていた周囲の3つの国を回って戦争を終わらせ、そこ功績で翌年ノーベル平和賞を受賞しました。日本では戦力不保持の憲法を無視し自衛隊はあり、海外派兵・武器使用容認と憲法違反を政府が続けています。コスタリカを含め海外では憲法に違反した行為には、国民は訴訟も含め毅然とした対応をしています。憲法を生かすべく行動しようと呼びかけています。

『資本論』学習会 第3節「価値形態または交換価値」に入る


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今年になって2回目の学習会を1月26日に開き6名が参加しました。いよいよ「価値形態論」です。『資本論』の中では最も難しいと言われている部分に入りました。本文読み合わせの後、渡辺さんが準備したレジュメに基づいて説明がされ、その後討論に入りました。
「価値と交換価値と価値形態と言う言葉の意味とその関係をどのように理解したら良いのか」、「マルクスは何故この第3節で、このように細かく、くどい位に説明を繰り返しているのか。貨幣の発生を証明すると言うがどの様な事なのか」、「商品の価値形態の最も発展した形態が貨幣形態である事は分かっているので、ここでマルクスの言わんとしている事は何か」、「『商品の価値対象性は、どうつかまえたらいいのか分からないことによって、寡婦のクイックリーと区別される』とはどの様な事か」、「この第3節で展開されている貨幣発生史の論理的展開は、実際の貨幣発生の歴史的の展開を追っているのではないか」。などいろいろな疑問や意見が出ました。時間まで討論を行いました。
次回は、2月9日(火)午後6時30分より8時30分、「アイセル21」第22集会室(2階)、学習の範囲は、「3 等価形態」と「4 簡単な価値形態の全体」(新日本新書版で95ページから106ページ)です。

「アメリカ社会に何が起きているか」 現代経済学習会開く


2017年1月17日(火)第2回「現在経済学習会」を開き7名が参加しました。自己紹介の後、『経済』1月号掲載の「アメリカ社会に何が起きているか」を読み合わせて討論をしました。
なぜトランプ大統領の誕生が討論の中心となり、安倍はトランプに会いに行き「信頼に値する指導者」と言ったが、アメリカに何でも賛成の姿勢がよく表れている。アメリカの政治で二大政党以外の動きが良く分からなかったが、論文で無党派層の動向が紹介されて分かった。トランプは、アメリカファーストで今後日本に対応してくるのではないか。レーガンはソ連崩壊を実現させたが、トランプは中国の崩壊を狙っているのではないか。トランプがレーガン政権の政策をまねるならレーガンはアメリカ社会の格差を拡大し大統領に再選されなかった。早晩政権が立ち往生になるのでは。トランプ現象は、アメリカ社会の統治の困難の現れであり、いわばファシズムに類似したナショナリズムの主張が受け入れられる素地があることを示しているのではないか。
次回は、2月21日(火)午後6時30分より8時30分、「アイセル21」第11集会室にて、『経済』2月号「日本経済の長期停滞はなぜか」を学びます。ぜひご参加ください。
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『資本論』学習会 「商品に表される労働の二重性」を学ぶ


2017年になって初めての『資本論』学習会が1月12日に開かれ、新しい人を含めて10名の参加で開き、第2節の「商品に表される労働の二重性」を学びました。
この日は、清水から新しい参加があり、簡単な自己紹介を行い、第2節の読み合わせとポイントの説明の後に討論に入りました。
自分は物づくりの労働の経験がないので、具体的有用労働とはどの様なものか。抽象的な労働と言われてもピンとこない。抽象的な人間労働と具体的な労働とはメダルの表と裏のような関係ではないか。『資本論』本文で「将軍なり銀行家は大きな役割を演じ、これにたいして人間自体はごくみすぼらしい役割を演じているが」と言っているがどの様な事か。人間は労働する事によって単に商品を作るだけではなく、労働によって人間自身も成長していく事を掴むことが大切ではないか。新しい「二着の上着があれば、二人に着せることができるが、一着の上着では一人にしか着せられない」とあるがどの様な意味か。「第二節は第一節と合わせて理解する事が大切ではないか」などいろいろな意見や疑問が出され時間いっぱい話し合いました。
◇次回は、1月26日(木)午後6時30分より8時30分、会場は「アイセル21」12集会室です。内容は、第3節 価値形態または交換価値 A 簡単な、個別的な、または偶然的な価値形態、1価値形態の両極、2相対的価値形態です。
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国民と大企業・富裕層との格差拡大させる、あべこべのアベノミクスの金融緩和策


今回は12月19日に12月号を学習しました。 最初は山田博文群馬大学名誉教授の「アベノミクスの本当の目的としくみ」を読み合わせしました。アベミクスの本当の目的について「・・実体経済が低成長下にあるにもかかわらず、金融政策を利用して大企業・大口投資家・富裕層の利益を実現してやることにある」とズバリと指摘します。「アベノミクスの3年半の結果は、貧困と格差を拡大させた」とも言います。第二次安倍政権は、本来持つ日本銀行の政府とは独立した金融政策の目的を無視し、政権の都合の良いように利用しはじめました。安倍政権は、日銀法の「改正」をちらつかせながら、日銀人事に介入し、安倍首相と懇意の黒田財務省財務官を総裁に着任させました。これは日銀史上初めてです。黒田日銀の「異次元金融緩和政策」は、民間銀行に供給するマネーを2年間で2倍にし、民間銀行から日本の経済社会にマネーを注ぎ込み、物価を「2年で2%上昇」させることで、「デフレ不況」状態から脱却し、景気回復と「成長経済」実現するものでした。マネーの供給方法は、日銀が毎月7兆円ほど国債を金融機関から買い上げ、そのマネーで企業や家計は設備投資や住宅建設を促進する想定でした。(貨幣数量説に立った金融緩和政策)しかし、現在の不況は消費不況であり、物価下落は購買力の低下のためです。求められるのは購買力の増強政策なのです。

第4回『資本論』学習会 第1章、第1節「商品の二つの要因」を学習


12月20日4回目の学習会を開き、7名が参加し、いよいよ『資本論』本文に入りました。
本文の読み合わせを行い、多田さんがポイントを説明し討論に入りました。
討論では、『資本論』はなぜ商品の分析から始まるのか。マルクスの労働価値説に至る経済学の発展、重金主義、重商主義、重農主義、古典経済学の労働価値説への歩み。マルクスは最初では商品と言っているのに何故次は「鉄、紙などのような有用物」と言っているのか。「一八二三年の時点で、ブラジルのダイアモンド鉱山の過去八〇年間の総算出利用は、ブラジルの砂糖農園またはコーヒー農園の一年半分の平均生産物価格にも達していなかった」。とはどの様な事か。「資本主義的生産様式が支配している」とはどの様な意味があるのか。「中世の農民は、封建領主のために年貢の穀物を生産し、僧侶のために十分一税の穀物を生産した」。とはどの様な事か、などいろいろな疑問や質問が出て時間いっぱい話し合いをおこないました。
次回学習会⇒2017年1月12日(木)午後6時30分~8時30分、「アイセル21」第12集会室、第1章、第2節「商品に表される労働の二重性」を学びます。

第1回現代経済学習会「貧困・格差への民衆の怒りと経済民主主義」学ぶ


「静岡市社会科学・学習会」は、12月20日(火)第1回「現在経済学習会」を開き「貧困・格差への民衆の怒りと経済民主主義」(大木一訓)を学びました。自己紹介の後、読み合わせをおこない、その後討論となりました。

あまり時間がありませんでしたが、論文の中で国民生活を大幅に引き上げるための体力は日本にある事が4点で示され、この事を確信にしていく事の大切さ、全労連が最低賃金をすぐに千円の実現と千五百円を目指している事は生活の実体からみて重要であること。同一労働同一賃金では、ヨーロッパでは産業別で賃金が決まる事が紹介されました。

最後に今後の進め方について話し合いその結果以下のように決まりました。①日時は毎月第三火曜の午後6時30分~8時30分とする、②会場は「アイセル21」とする、③年間会費は二千円とし、個別参加は1回300円にすること確認されました。

◇次回は、2017年1月17日(火)午後6時30分~8時30分、会場は「アイセル21」第43集会室、学習は『経済』2017年1月号掲載論文「アメリカ社会に何が起きているか」(高田太久吉)を学びます。持ち物は『経済』1月号です。